【ボルダリング】手に足ムーブ解説 トゥーフックとヒールフックについても

始めたての方に向けた手に足ムーブについて紹介をしていきます!

 

ボルダリングのムーブ 【手に足】とは?

 手に足とは名前の通り手で持っているホールドに足を乗せるムーブです。

4級くらいから手に足ムーブが出来ないと登れない課題が出てきます。

覚えておかないと強引に登らなくちゃいけなくなるので抑えておきましょう!

 

手に足を やる必要は?

フットホールドが無いから手で使っているホールドに足を乗せないと登れない場合があります。なので手に足は課題の解決には必需なムーブになってきます。

フック類を合わせて行うと手の代わりにして体を安定させることもできます。デットで止めに行くパターンをスタティックで行けたりするのでかなりのメリットです。

 

手に足は主に強傾斜で足の置く場所が無い時やスラブでジリジリ動くときに使うことが多いです。

最初はムーブを起こすより手に足ができるパターンを見つけるのが難しかったりします。パターンは沢山ありすぎてここでは紹介しきれないのでジムで上手いクライマーが手に足している課題を観て参考にして真似るところからやっていくと自然とわかってくると思います。投げやりですいません。

 

手に足のコツを解説

手に足はかなり便利ですが、失敗して落ちるパターンも結構あります。

柔軟性が一番必要なムーブですが意識するだけで成功率があがるポイントがあるので紹介します。

手に足で気をつける点①手に足したいホールドと逆に体を傾けて空間を作る
②持ち手をズラして乗せる空間を作る
③足を乗せたらしっかりと体重を掛ける

解説

①手に足したいホールドと逆に体を傾けて空間を作る

ポジションが悪いと手で持っているホールドに足を乗せる事が出来ません。もし足が上がらなければ手に足したいホールドから離れてみましょう。空間を作れれば足が上げやすくなります。

 

持ち手をズラして乗せる空間を作る

当たり前のようですが、足を乗せたい所を手で持ってしまっていることがあります。オブザベの段階でホールドを良く観察しておきましょう。

手に足自体がホールドのシェイプに左右されるムーブなので【手で持つところ】【手に足するところ】を把握してしましょう。それでホールドが小さければ手に足する前に手をずらしてやりやすくしておきましょう。

 

足を乗せたらしっかりと体重を掛ける

ヒールフックやトゥーフックの手に足で多いですが、足を置いたら最後にしっかり体重を乗せる事を忘れないでください。

手を離した瞬間に落ちるって事がよくありますので!

 

手に足でフックを掛ける場合

チラッと言ってましたが手に足は足の裏で踏むパターンの他に足の上側【トゥフック】踵【ヒールフック】で乗せるパターンがあります。

弱傾斜、スラブ以外の手に足は壁から剥がされるのでフックを使った手に足を使うことが多いです。

 

頭がパンクしそうな情報量だと思いますがどんどん進みます。

 

フックをしなくてはいけない場面でトゥフックヒールフックどちらを選択すれば良いのでしょうか。

これは状況によりかなり変わってくるのではっきりした事は言えませんが、

ホールドの上にフックをする場合はヒールフック

ホールドの下にフックする場合はトゥフック

と覚えたら良いと思います。

 

また両方掛けられる場合、個人的な意見になってしまいますがヒールフックの方が力が入るので姿勢を安定させるときに選択します。トゥフックは安定しないですが、掛けたまま動きやすいので大きく動きたい時につかいます。

2019秋のクライマーズで森秋彩ちゃんが教えてくれてます

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ヒールフックの場合だとつま先を倒すとかかりやすいです。
トゥーフックは足先で引っ張らずに太ももを使って引きましょう。

 

ヒールを詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!

【ボルダリング】ヒールフックが上達するまでにやったこと! | 進撃のクライマー (attack-climb.jp)

手に足で必要な能力とは?

どれだけテクニックがあっても身体能力がついてこなくてはうまくムーブを起こすことが出来ません。手に足は身体能力も必要なムーブなんです。

 必要な能力■股関節まわりの柔軟性

■片手で自重を支える保持力

この2つがあればある程度は大丈夫でしょう。

手に足に必要な力①股関節まわりの柔軟性

まずは柔軟性がとても大切です。お尻の筋肉が硬いと掛かりが浅くてうまく手に足することが出来ません。

オススメのストレッチ

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伸ばしたい足内側にを折りたたんで前に体を倒して脛にお腹が当たるようにします。お尻の筋か伸びて足の可動域が広がります。

 

手に足に必要な力②片手で自重をささえる保持力

手に足は自重を支えられる保持力がある上で使えるムーブです。手の負担を減らすための手に足ムーブですが、保持力も必要って難しい話だったりしますね。(笑)正しい重心を取るためにも保持力のアップを目指しましょう。

 

さいご

手に足は奥が深いムーブですね。

苦手って思って逃げていても絶対に付きまとってくるムーブでもあります。苦労しますよ…ホントに。。。。

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