【ボルダリング】花崗岩を上手に登る 外岩クライマー必見‼
ザラザラで鋭利な花崗岩は苦手な人も多いと思いますが、テクニックをしっかり身につける事で楽しく登ることが出来るようになるでしょう!
花崗岩マスターを目指して
そもそも花崗岩とは?
外岩クライミングでは
大きく分けて花崗岩とチャートの2種類があります。
花崗岩はマグマが地中で固まった石なので丸みを帯びておりザラザラしておりフリクションがとても良いです。
チャートは形は様々でツルツルしておりますが比較的足を置く置く所手を持つ所がしっかりとわかります。
花崗岩を登る前に知っておきたい事
花崗岩はフリクションが良い半面指がすぐにボロボロになってしまいます。
なのでジムで登るように気軽にホールドを掴むことが出来ません。
足もグレードが上がると1センチくらいの少しだけ尖った部分に足を置いて体重を乗せなくちゃ行けない場面もあります。
岩が丸みを帯びているのでマントルも返し辛いです。
この繊細さが花崗岩の特徴です。
【カチを強化したい方はチェック】
僕も最初は花崗岩が嫌いだった
今では4段を登れるくらい花崗岩にも慣れましたが最初は全く触れませんでした。
まずはジムでの力と同じ力が出せるように外とジムを別物と考えず、同じだけ力を出せるようにしました。
そこから少しずつ難しい課題に挑戦しいて細かいスタンスに乗る意識だったり少ないトライで決めきる感覚を養っていきました。
なので最初から痛いから無理とかジムの方が登りやすいからって諦めないで欲しいと思います。
自然の楽しさは後からわかってくると思うので
花崗岩を登る上達のヒント
細かいオブザベーションを心がける
大切なのがどうやったら登れるか作戦を立てる事です。
ジムでもオブザベーションはしますが、
花崗岩はシビアで体重の乗せ方一つで難しさが変わってきます。
なので課題を見る時はホールドを見るだけでなく足で立って登るとか体重を横に移動させながら軸をぶらさないで登るとか細かい動きまで考えてから登ることが大切です。
また落ちた時はなぜ駄目だったかしっかり考えることが重要です。
不安要素を取り除く
ジムで登るより外の方が怪我のリスクは高いです。
マットは小さいし下地が平らな場所だけではありません。
この怖さが頭の隅に残っていては力を発揮することはできません。なので怪我をしない為にマットを多く持って行ったりスポッターと話し合って落ちそうなところに立っていてもらうなど不安要素を減らすことが重要です。
長いアプローチを楽しむ
これは強いクライマーは結構出来ている人がいます。
不思議ですが車で3時間そこから歩いて30分なんて平気であります。
これを楽しめれるかが重要だと思います。登りに関係してくるか疑問に思うかもしれませんがカリカリして登っても100%の力は発揮できませんので、非日常空間を味わうことで自然と肩の力が抜け上手に登ることができるでしょう。
【外岩に必要な装備をチェック】
困ったらシューズの性能に頼ろう
インドアクライミングと違い外岩のクライミングは足にどれだけ体重を預けれるかが重要です。
石灰岩なら硬いクライミングシューズだと体が浮き上がってしまい上手に登れず柔らかい体重をかけると沈むのがオススメです。
花崗岩は硬めでエッジがまだ残ってるシューズが良く小さいホールドを踏んでも足が負けない事が大切です。
【 僕が花崗岩で履いてるシューズ】
足腰のトレーニングも重要
シューズにこだわっても足腰が弱くては体を持ち上げることができません。なので足腰の強化が小さいスタンスから体を持ち上げるのに必要です。
日頃ジムで登っているクライマーは上半身が強いので腕の力で体を持ち上げますが外岩でレットポイントに近いグレードになると必ず足で体を持ち上げる必要が出てきます。
おすすめの筋トレは片足スクワットです。バランス力と実用性が高いので花崗岩のクライミング活かしやすいと思います。
打ち込む事が一番重要
少ないトライで決めきろうと言いましたが、外岩クライミングの醍醐味は自分にとって難しい課題と挑戦して登りきることです。
ちょっと触って無理だから辞めるとか指が痛いから諦めるのは勿体ないですよ!
外岩の課題は一生物です。自分が登った課題は全国のクライマーが触る課題です。一人のクライマーとして成果を上げれるように努力しましょう!
きっともっと強くなりたいって思うモチベーションに繋がると思います。
僕が一年かけて登り切った課題です。目視では掴むホールドがわからないくらいの手が悪いです。おそらく数年完登者が出ない課題でしたが、打ち込んで完登しました。
最後に
花崗岩は作戦を立てて登ることが大切です。
どうしたら登れるか完登をイメージして作戦を考えましょう!
成果を楽しみにしてます!