[ボルダリング]一撃することのメリットを考えてみた。
クライミングをしていて誰にでも一回だけ与えられるチャンス「一撃」。
オンサイトとかフラッシュとか言われますね。個人的には一撃がカッコよくて言い方が好きです。笑
泥臭い感じもしてて良きですよね。
今回はそんな一撃の持つメリットを考えてみました!
最近はジム動画も調べれば見つかるし、ロッククライミングではオンサイトトライが出来ることなんてほとんどないので考えません。
それを抜いても一撃で完登するメリットは多いと思うので自分なりに魅力を伝えていきます!
「一撃」の持つ魅力
100%の力を発揮できる
やっぱり一撃する事にこだわる1番のメリットは最高の集中力だと思います。
一撃を本気で狙ってると、「落ちたくないからもう少し保持る!」とか「ムーブが分からない。でも持てるかも分かんないから本気で止めに行こう!」って感情が出てきます。
不安定な姿勢から繰り出される不完全なムーブだからこそ、集中力は普段より発揮されると思います。
オブザベの段階から本気で一撃するなら「この時の体勢はデッドになって足が切れるから握り込もう」
「デッドムーブでカチ持ちは無理。一旦オープンで取った後にこの足踏んで持ち替えよう」という詳細なオブザベが出来るようになります。
「〜するから、〜する」を意識してみてください!
まぁ、予想を超えてすぐ落ちる事も多いんですけど。(笑)
大事なのはそのデータの積み重ねだと思います。
そして[試行錯誤によるデータの蓄積]は常に一撃を狙って、集中して取り組まないと高いレベルにはならないと思います。
なので、いつでも100%に近い集中力を発揮できるように、貴重な一撃のチャンスを使ってみてください!
現実とのギャップを埋める
さっきもチラッと話しましたが、どんなにオブザベをがんばっても、人のムーブを見ても落ちる時は落ちます。
「デッドムーブの時はスメアが効かないと落ちやすい」
「緩傾斜のスローパーは重心が真下に入らないと落ちる事が多い」
「背中から捻るように持つ内引きの持ち方が出来ない時は下半身をいつも以上に意識する」
↑ ↑
これは僕が一撃する時にざっくり課題を見て思う事の一部です。
オブザベの段階で各ムーブの落ちるかもしれないポイントを洗い出します。10手ある課題なら10個ある時もあります。
長手系だとムーブを間違えると詰む事が多いのもありますけど。
壁に取り付いてしまったら考える時間はほんとに少ないです。動画を撮る人は分かると思いますが、1トライ40秒くらい。
だから、登り出したら忘れてるかもしれませんが、考え抜く事にはとても重要な意味があると思います。
そしてそれを繰り返す事でデータを積み重ねて、現実と理想のギャップを埋める事ができると思います。
自分だけのムーブができる
他の人のムーブを真似たって別にいいんです。
いいんですけど、言われたことをガン無視してでも自分のムーブで繋げられた時って気持ちよくないですか?(笑)
参考になると思ったら素直に聞く、自分のリーチや得意ムーブに合わないなら1回目くらいガン無視する。
せっかくの一回きりのチャンスなんで、好きにしたらいいと思います。
アドバイスをくれる人も良かれと思って教えてくれてるので、教えたムーブと違ったって喜んでくれると思いますよ!
あまり周りの目を気にせず、自分のムーブで登る気持ちよさを楽しみましょう!
結局一撃の魅力を語ったのか、メリットを語ったのかよく分からない感じになってきたので、今回はここで終わりたいと思います。(笑)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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