【ボルダリング】知っておきたいスローパーの持ち方

スローパーの持ち方についてまとめてみました。

スローパーについて昔にも書いた事はありますが、現在の僕が意識している事についてまとめてみます。

スローパーHOWTO

カチやピンチと違ってスローパーの持ち方はかなり様々だと思ってます。

 

10年以上前ならば「スローパーの持ち方はこうする!」って言うのがあったかもしれませんが今は正しい持ち方が状況に応じて変わり、種類が多すぎて説明しきれない所があると思います。

 

なので沢山登り込んで経験値を積むのが1番良いと思います。

これで話が終わってしまうと残念なので、説明しきれる範囲でお伝えしていきますね。

 

持つホールドか持たないホールドか見極めが重要。

ボルダリングは以前より大きいホールドが増えたりボテも多くなったので立体的になりムーブの幅が増えました。

また、握りこまないホールドが流行っておりスローパーのシェイプにもかなりの数があります。

こういう時代なので正解一つにとらわれない柔軟さが必要になってきます。

 

スローパーと傾斜を組み合わせて沢山のムーブが作られているので見極める力も重要になってきます。

よくあるパターン

シンプルに保持

ランジの飛び付き先

トゥやヒールを駆使して保持する

コーディネーションの中継

 

などなどです。

沢山のムーブで現れるのがスローパーなのでその都度微妙に持ち方が変わってきます。

コーディネーションの中継だったらセッターの想定から持てないように付けられているのでどんなに頑張っても持てません。

トゥフックやヒールフックを使う想定も真っ向から持っても落とされてしまいます。この場合はスローパーから逆の方向に力を入れるようにフックをしていかなくちゃいけません。

 

苦手意識を無くすことから。

スローパーが苦手って人は大勢いるでしょう。

スローパーには沢山の使い方があるので、全部のスローパーが苦手じゃなくて得意な状況も必ずあると思います。

 

僕の場合は強傾斜の真っ向保持とかだったら体が浮いてしまって持てません。

逆に100度くらいの壁は重心を落としやすいので持てます。

全部のスローパーを苦手ってしてしまわないように、得意な状況もあるはずなのでそこは強みとして知っておくのが良いと思います。

それで苦手なスローパーを一つ一つ克服していくのが成長の近道だと思いますよ!

 

スローパ―の利かせ方。

真っ向からスローパーを持つ場合、持ち方は二つあります。

 

一つ目がホールドの真下に重心を落とす事です。

本などではこちらがよく書かれていますね。

メリットは背中や腕の力を最小限に抑えて登る事ができる事だと思ってます。

 

二つ目が前で持つ

スローパーを体の前でキープする持ち方です。

脇を締めて、背中で持つイメージです。

パワーを使う反面、動きやすいので距離出しに向いていると思います。

 

どっちのパターンも出来るようにしておくと良いでしょう!

 

懸垂で背中の動かし方を学ぶ

腕で体を引き上げてしまっているのか、背中を正しく使って体を持ち上げるのかを感覚で分かってくるとスローパーの保持力は格段にあがってきます。今どこの筋肉が使えているのかを意識してみてください。

 

このブログでよくオススメしているビーストメーカーの懸垂はトレーニングだけじゃなくて背中の動かし方の確認にも使えます!

実践で登っている時よりビーストメーカーでぶら下がっている方が背中の動かし方に意識が向けやすいです。

 

指を立てた方が持てるもの。

スローパーの持ち方は、人それぞれで手のひら全体で持っても良いし、カチって持っても良いと思ってます。

力の入る方が正解だと思うのであまりこだわらなくて良いのでしょうかね。自分で言ってて不安ですが…

 

寝かした持ち方

 

立てた持ち方

 

ちなみに僕はガンガン立てて持ちます(笑)

 

スローパ―のトレーニング方法

僕はスローパ―を鍛えたければまずは強傾斜のまぶし壁で沢山触るのが良いと思います。

目標がコーディネーションで派手なことしたいとかコンペで入賞したいとかだったらまぶし壁で鍛えるのは少し目的から遠ざかっているように思いますが、まずはスローパ―の保持力をとことん付けた方が良いでしょう!

ラインセットが流行ってからボルダリングを始めた人でまぶし壁をもっと触ったら強くなるのになって思っちゃうことがよくありますね。

 

流行のスローパは沢山持って覚えよう

どんなホールドもフリクションシェイプで持ち感が決まってきます。スローパーはカチ、ピンチ、ポケットより持ち感が把握しにくいのでメジャーなホールドは覚えちゃうのが良いと思います。 

選手は大会で使われるホールドがあるジムに行きますし、それくらいホールドを覚える事は重要なんです。

 

Flathold/フラットホールド

コンペや大きいジムなら必ずと言っていいほどFlathold

が出てきます。のロゴが特徴です。持ち感がかなりシビアなので沢山触って慣れちゃうのが良いです!

画像元

 

Teknik/テクニック

最初はテクニックのホールドを触ったら全く持てなくてメンタル崩壊するでしょう(笑)強者はがっつり持って驚くとことが多いです。そういう人はテクニックと何年も向き合った者です。

★のマークが特徴でシンプルな形だけど悪いのが多いです。

画像元

 

最後はフリクションにゆだねる

スローパーはフリクション次第で持ちやすさがかなり変わるので液体チョークをガンガン使って馴染ませると持ち感が良くなりますよ!

後はブラッシングも重要ですね。

フリクションを良くして登るのは自分の力じゃ無いから嫌だって人もいますが僕は使えるものはどんどん使った方がよいと思います!

チョークのおすすめは別の記事で作っているので気になる方はご覧ください。

【ボルダリング】2024液体チョークおすすめ

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