【ボルダリング】カチが持てるようになるまでやったこと。

僕は外岩が得意で高グレードが登れてきたのはカチが強いお陰だと思います。

今回は自分が培ってきたカチ持ちのグリップ方法と練習方法のノウハウについて話していきます。

 

まず「痛い」からさようならしよう!

多くの方がカチに感じる印象が【痛い】だと思います。

痛いのを我慢して特訓するのは大変ですよね。でもカチは沢山触った人が強くなるもの事実だと思います。

 

だから痛くないカチの握り方を覚えるのが個人的には一番良いと思います。

引っ掛け方や力の入れ方で痛みは和らぎますので僕のカチの知識を共有しようと思います。

 

指を立てて握り込むから痛い。

カチが持てない人はガッツリ指を立ててる印象です。

指を立てると関節のダメージも大きく、おまけに握り過ぎると力んで肘まであがってしまいます。

 

負荷を少なくするなら握るのではなく引っ掛けるイメージが大切です。カチがインカットしているなら指の腹を使い引っ掛けます。引っ掛けてる分握り込まなくて持つので力を使わなくて済みます。

 

悪い例

 

第二関節が立って握っております。

 

良い例

良い例は第二関節をできるだけ寝かして持っています。オープンハンドって言われる持ち方ですね。

ボリュームホールドが流行る前のクライミングではカチホールドをオープンハンドで持つことが重要視されていました。それくらい大切な技術なので現代のクライミングでもしっかり覚えておきたいです。

 

壁と手の空間は近いほど力を使わずに持つことが出来ると言われています。

指を立てて持つとその分距離が離れるので力が入るけど負荷が大きいんです。手書きで書きました(笑)

なのでオープンハンドは空間も狭められて力を入れ過ぎず持つことができます。

 

オープンハンドの練習方法

オープンハンドはコツを掴むまで力んでしまい第二関節が自然と立ってしまいます。

練習方法ですが、小指を抜いたスリーフィンガー(指三本)の第一関節で持つと自然と指が寝た状態になります。その スリーフィンガーで登っていると力の抜き方がの身に付きが早いと思います。

 

小指からグリップする

クライマーならご存じの方が多いと思いますがホールドは小指から握る事で背中に力が入ります。

カチも同じく小指側から握る方が良く引くことができます。

 

それともう一つメリットがあって小指からグリップすると全部の指で満遍なくもつことができます。

またわかりやすい図を描いたのでこれを使って説明しますね。

当然ですが人間の手は中指が一番長くて、小指が短いです。

人差し指から握り込むと短い小指がカチの奥まで届かないです。

ですが小指から斜めに巻くことで全ての指が奥まで届くことができます。お試しください!

 

親指を巻がなくても良い

人差し指の上に指を巻くのが本当のカチ持ちなのかもしれませんが人差し指を潰すようにするかの持ち方はかなり痛いです。

痛いと持ちたくなくなるので親指は横に添える程度で良いのではないかと思います。

体感ですが、人差し指の上に親指を乗せないと持てないカチはジムではあまりみないので横に添えるくらいで足りる気がします。

痛い方は無理せず横に添えましょう!

 

横に寄せるのも実はコツがあります!

指は寄せる

握る時指一本一本の隙間が開いてる状態では力が弱いです。

なので指を真ん中に集中させますイメージで力をいれます。

親指と小指で内側にも力を入れる感じです。手のひら全体が一つの塊みたいな感覚がしたら正解だと思います。

 

一度止めてからしゃくる

カチのホールドを握る場合、まずオープンハンドで止めますその後もう一度しゃくってカチに握り直すと良いでしょう。

しゃくる理由は壁の側からなぞる事で持ってる面積を増やすことが出来るからです。

ほんの少しの差ですが、この差はデカいです。

 

言葉だと伝わらないので絵で書きました。

赤く塗った場所が触れてる設置面ですが、ここが当たるようにしてしゃくり直してみてください。

 

一度目の止めでは指の皮分だけ後ろに落ちるので浅い状態で持ってることになります。2度目で皮を上からなぞるので隙間を埋めることができます。

ホールドによってしゃくれる量は変わってくるのでここらへんが奥深いところですね!

 

ビーストメーカーでトレーニング

頑張って握るだけじゃなくて、いくつもテクニックがあることをお伝えしてきましたが、

家で簡単にカチのトレーニングをできるビーストメーカーマクロスと言う商品があります。 紹介したグリップの方法を意識して握る練習をしてみてください。

10㎜ 8㎜ 6㎜と入っており、6㎜は本当にもてるのか?ってレベルで悪いです。

こんなに悪いカチは滅多に出会わないので面白いですよ。

ビーストメーカーで悪いのにぶら下がることが出来てもカチ課題が登れるようなるわけではないのでそこは注意です。

痩せることも重要

指は前腕とか広背筋と違って筋肉が大きくなって強くなれる訳ではないので長い年月掛けて鍛えていく感じになります。

また指先だけで大きい力を出せない分、体重が軽いことはとても重要だと思います。

他の記事では痩せる=強くなるってなってしまうと成長の妨げになるって言ってますが、カチは体重が結構影響しますので極めたい人はほどほどに気にしても良いと思います。

 

最後に

もう一度言いますが力いっぱい痛みを我慢して握るだけがカチの握ることでは無いと思ってます!

楽して握る方法を学んで楽しく登って頂けたら嬉しいです。

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